今や「変化の時代」への対応やイノベーションが求められ、課題を解決するためのチームビルディングが叫ばれている。しかし、チームビルディングについては、抽象的、精神的、定性的なものが多く、具体的、そして定量的にチームの「活性化」を数値で示す例は少ない。
DX(デジタル化)の時代、今こそ、チームの「活性化」を定量的に測定するメソッドが必要ではないか、定量的データにもとづきチームを改善する、という課題意識の下、個人やチームの「Before & Afterの「変化」」を定量的に分析し、「活性化」の度合いを明瞭にしようとする試みの一端をご紹介する。
「個人編」のページではチームメンバーの「Before & Afterの「変化」」、「チーム編」のページでは、チーム全体の「Before & Afterの「変化」」について説明している。
これまでの分析実績からは、①変化量が小さいと活性化の規模は小さく、②変化量が大きく変化の方向が多様であると、活性化した可能性が大きいことがわかっている。「変化」の定量的分析により、望ましい方向にチームの改善サイクルを回し、結果としてチームをよりよい状態に引き上げることが可能となる。
チームを活性化するためには、まず、i)個人に焦点を当てて思考行動特性などを分析し、ii)多様な価値観、広い視野、多彩な業務経験や強みをもつメンバーでチームを構成し、iii)異業種交流、本音の議論、切磋琢磨、チームワーク、本質の掘り下げ、を実践することが重要となる。この中で、多様なメンバーで構成されたチーム全体を上手にマネジメントする(=コミュニケーションし、お互いに理解し合い、影響し合い、自然なマネジメントが行われる)ことが成功の鍵となる。