リスクマネジメント研究会において「人の行動特性を考慮したマネジメント」をテーマに研究会を行った。事前のPA(パーソナルアセスメント)気質分析Web診断に基づきグループ分けして演習を行った。その結果を以下に報告する。
1.「受講者は、それぞれの思考行動特性に基づいて思考し行動する。思考行動特性(BM気質タイプ)毎にグループ分けして演習を行えば、BM気質タイプに応じた結論を出すであろう」との仮説を立てた。そして、実際に受講者をBM気質タイプ毎にグループ分けして、グループ討議・演習を行った結果、受講者グループ毎に予想された結論を出すことを確認した。
2.メンバーを人選した段階で、グループ/チームから出てくる結論はほぼ決まっていると考えられる。プロジェクト要件と環境に合ったメンバー選定が重要である。そして、現状の維持と徹底、急変する事態への対応、抜本的な改革など、それぞれの状況にうまく対応できる最適なリーダーを選ぶことがプロジェクトの成功につながる。
3.自分の気質タイプと相手の気質タイプを知れば、自分と相手との関係を理解することができる。本人が、何故コミュニケーションがうまくいっているか/いないかの理由を理解できれば、おのずから改善することができる。
4.プロジェクトマネジメント標準に加えて、人の思考行動などに関する尺度をもった対応が重要である。特に顧客と良好な関係を構築して顧客の真のニーズを収集し、プロジェクトを成功させるためには,技術的なアプローチだけではうまく進めることはできない。
詳細については、以下の資料をご参照ください。